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スポーツと歪みについて~引き起こされるトラブルと原因

スポーツによる歪みとは

 スポーツでの偏った体の使い方や筋肉の鍛え方などにより骨盤や背骨、全身のあらゆる関節に歪みが起こります。野球や陸上競技等、種目により使う頻度の高い筋肉は異なり、肩を痛めやすかったり、腰や足を痛めやすかったりはありますが、共通して腸腰筋・大腰筋や大腿四頭筋の収縮が非常に多く見受けられます。これはプロスポーツ選手だけではなく一般のスポーツをされている方にも同様に見受けられるものです。

 これはスポーツを行う上での基本と言える下半身強化がとても強く影響しています。走り込みやスクワット等により 太ももが強化されますが、鍛えることばかり集中し過ぎると腸腰筋・大腰筋、大腿四頭筋が極度に収縮した状態になります。腸腰筋・大腰筋の収縮は骨盤の前傾や腰椎の過剰前弯等の歪みを引き起こし、ヘルニアや分離症・すべり症等の一因になります。また大腿四頭筋の収縮や硬さは膝関節の可動を制限や歪みを引き起こして膝の怪我や故障の一因になります。

 さらにこれらの筋肉の異常は骨盤のバランスを崩してしまうことで身体全体に悪影響を与えます。例えば足首の捻挫等も骨盤の歪みにより発生のリスクが高まってしまいます。それは骨盤が歪むと左右の足の長さが違ってくるからです。右の足が左の足より短くなったりするのです。このような状態のままスポーツをすれば捻挫を誘発しやすくなることは容易に理解できることと思います。また、片足が短いままで走ったり、ジャンプしたり、投げたり、打ったりすれば、捻挫だけでなく腰や膝、そして身体全体に狂いや負担が生じることは想像できると思います。

 これらの筋肉の硬さを測る指標としては、うつ伏せで膝を曲げてかかとがお尻に付けられるかどうかです。うつ伏せで膝を曲げてかかとがお尻にスムーズに付くのであれば問題ありません。(反動をつけても構いません。)この時に太ももの前面(大腿四頭筋)に強い張りや痛みを感じるようでは注意が必要です。自分の手で足首をつかんでお尻に引き寄せるようにしてもかかとが付かない人や、自分以外の人に足首を持って押し込んでもらっても付かない場合はかなり良くない状況です。

 プロスポーツ選手は鍛えることで太もも自体が太くなり、筋肉が邪魔をしてかかとが付かない時もあります。しかし一般の方なら筋肉自体が邪魔をするレベルの方はいません。単純に硬いだけです。同じ付かないにしても数センチ位ならまで良いのですが、10センチ以上の場合は根本的にトレーニングメニューを改善する必要があります。

 一例として腸腰筋・大腰筋・大腿四頭筋と骨格の歪みについて紹介しましたが、他にも肩や腕の筋肉の使い過ぎが肩関節や肘関節の歪みを引き起こし、それが起因とする関節炎等もあります。スポーツをしていて特定の筋肉に対して負荷をかけ過ぎることで筋肉が収縮し、筋肉が骨を引っ張るようにして骨格に歪みを引き起こしているのです。

スポーツによる歪みが引き起こすトラブル

  • ・肩の痛み(野球肩・ゴルフ肩・テニス肩・水泳肩・バレーボール肩)
  • ・肘の痛み(野球肘・ゴルフ肘・テニス肘)
  • ・腰の痛み(すべり症・分離症・ヘルニア・ぎっくり腰・慢性腰痛症)
  • ・膝の痛み(ランナー膝・靭帯損傷・半月板損傷・関節炎)
  • ・足の痛み(シンスプリント・腸脛靭帯炎・疲労骨折・捻挫)

歪みの原因

  • ・オーバーユース
  • ・偏った体の使い方
  • ・柔軟性の欠如
  • ・筋トレによる負荷
  • ・メンテナンスの欠如

 ※スポーツを起因とする歪みの原因はとにかく負荷のかけ過ぎです。鍛えることに主眼を置くあまり柔軟性が欠如しているのです。トレーニング量に対してストレッチ等のケアする時間が圧倒的に足りないのです。鍛えた後はストレッチで伸ばさないと硬い筋張った筋肉になってしまいます。そして硬く収縮した筋肉は骨の位置をずらします。筋肉の鎧と言えば格好いいですが、鎧のような硬く冷たい筋肉で素晴らしいパフォーマンスが期待できません。

 筋肉を鍛えることは悪いことではありません。必要なことです。ただ、闇雲に筋肉を強化してパワーだけを求めるのではなく、柔軟性・弾力性のある筋肉をつけることがスポーツ障害の予防には一番重要です。スポーツによる歪みの原因は筋肉が収縮し、骨を引っ張ることで引き起こされるものです。


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