メイン画像

小胸筋症候群の整体的考察

小胸筋症候群と歪みの関係

 小胸筋症候群とは胸郭出口症候群のひとつで小胸筋が緊張・収縮することにより、その下を通る血管や神経を圧迫することで痺れや痛みを発生させている状態のことです。手の痺れの原因としてこれまで紹介した頚椎ヘルニア・頚椎椎間板症・変形性頚椎症・斜角筋症候群等は首の問題でしたが、小胸筋症候群は胸部の筋肉の問題です。小胸筋は第3・4・5肋骨前面から肩甲骨の烏口突起に付着する筋肉です。肩や腕の動きの基盤になる筋肉なので仕事で腕に負担掛けている方、特に胸に力を入れるような作業をする方は注意が必要です。

 小胸筋症候群を整体的に考察すると、肩や上腕の内旋のズレが共通して多く見られます。小胸筋は肋骨前面から肩甲骨内側へ向かう筋肉です。肩や腕が内旋するということは小胸筋を圧迫するような形になります。この状態では小胸筋の緊張や炎症を余計に強めることになってしまうので、肩・胸付近のバランスを矯正して小胸筋が弛めるスペースを作ってあげなければいけません。また日頃からの姿勢で気を付けなければいけないのが猫背です。きちんと胸を張り背中を伸ばすような良い姿勢でいることが発症・再発予防の助けになります。また小胸筋が原因での痺れの場合は安易にストレッチすることは良くないです。筋肉の付近を通過する神経や血管に影響を及ぶすほど緊張・収縮している場合は筋の炎症も強い可能性があります。筋肉の炎症が強い状態で無理にストレッチをすればその炎症を強めることになります。炎症が神経に飛び火してさらに痺れや痛みという症状を悪化させる可能性があるのです。ですからご自分でのストレッチは控え、まずは小胸筋の付着部である肋骨や肩甲骨、そして腕の内旋等の歪みを矯正して過度な筋肉の緊張を取ることが先決なのです。矯正なくしてストレッチを行えば炎症を強くすることで症状の悪化やさらなる筋収縮が待っています。根本原因である骨格からアプローチしないと負のスパイラルに落ちてしまう危険性があるのです。

 小胸筋症候群は悪い姿勢と腕の使い過ぎや疲労が引き金になります。しかし仕事をしていればある程度の悪い姿勢や腕への負担は避けられません。であるからこそ骨格からのアプローチが必要なのです。薬の服用で症状が落ち着く方は症状が軽い方です。過度の筋収縮までには至っていない状態なのです。また小胸筋が原因で痺れているとは知らずに的の外れた治療をしていることも多いものです。当院に来院される方の中には首の問題とされ、首に電気を流したり、温めたり、マッサージを受けていたという方もいらっしゃいます。確かに手の痺れの場合多くは首が原因であるかも知れません。上記のように頚椎ヘルニア・頚椎椎間板症・変形性頚椎症・斜角筋症候群など首の骨・椎間板・筋肉が神経に影響を与えることで痺れや痛みが手に出るものです。しかし神経の走行上、胸部でも同様の症状を引き起こすことは当然あり得ることなのです。そしてその判別はちょっとしたことで目星が付けられるものなのです。手の痺れにはいろいろな原因が考えられます。治らないと諦めないで他の原因を探ることが大切です。何カ月も何年も手の痺れが治らないでお悩みの方は、原因をひとつひとつ潰していく根気が根本原因へ導いてくれるのです。薬を服用しても、頚椎のさまざまな治療をしても症状に変化が無い場合は胸の筋肉を疑ってみなければなりません。

ご予約について

icon 電話番号022-265-8166  icon お電話対応可能時間: 10:00~18:30
icon 宮城県仙台市青葉区本町2-1-7 本町奥田ビル6階 仙台駅徒歩6分
仙台あべ整体は完全予約制です。電話にてご予約を受付けております。


ページトップに戻る